第二十一話 〜運命〜


8/1 日曜日



しばらく会話がなかった。
俺は握った手を感じながら幸せに満ちていた。
ふと、今までの事を思い出した・・・


・・・そして話を切り出した。
(はДり)<何か不思議だね・・・
川*’ー’)<何が?
(はДり)<あんな風に出会った2人がさ、今こうやってるのって。
川*’ー’)<うん、不思議だよね・・・



少し思い出したかのように愛ちゃんが喋りだす。
川*’ー’)<色々あったよね・・・大阪で遊んだり、遊園地行ったり・・・
(はДり)<毎日一緒に学校も行ったしね。
川*’ー’)<うん、色々あったけど毎日楽しかった。
(はДり)<俺も毎日楽しかったよ・・・
川*’ー’)<運命って信じれるかな。
(はДり)<俺は信じてるよ・・・運命って。
川*’ー’)<七夕の運命かぁ・・・



その時、花火大会が始まった。
もう何も言葉はいらなかった。ただ2人で綺麗な花火を見ていた。


その花火には出会った事や、初デートのこと・・・遊園地で遊んだこと、毎日一緒に学校行った事・・・
そして、2人で助け合って来たこと・・・


そんな想いが詰まっていた。